天地を喰らう1,2(FC) 
1989,1991年 (カプコン)
「三国志」のロープレ。アクションゲームも出ているが、あくまでロープレの方である。
俺はサクサク進めて、なおかつ、歯ごたえのあるゲームが好きである。
当時、ドラゴンクエストと言う名作がありながら、
俺は「チャイルズクエスト」などというくそロープレしかしたことのなかったので
このゲームにとても魅せられてしまった。このゲームでまず、気に入ったのは名前が漢字である
と言う点である。この時期、漢字が使われるのは俺の覚えている限り、非常に珍しく、一部の企業にしか使われていなかったはずだ。
このゲームに限らず、歴史ゲームは漢字でないと雰囲気が出ない、これは当たり前のことである。
次にキャラクターの足の速さである。
これはサクサク進めるためにはとても必要なことであり、世に言うBダッシュを後によく使うようになった俺には
かなりありがたかった。また、本宮ひろ志原作であるためであるため、もちろん内容は史実とは異なるが、
イラストがとても良かった。
ただ、一ついえることはロープレにしてしまうと一人の人物、片方の陣営にしかライトが当てられず
もう片方の陣営は悪い印象しか感じられなくなると言うことである。もちろん、このゲームも
劉備側が軸で他の陣営はとてつもなく悪人である。特に呉などあっという間に占領されて、目を覆わんばかりである。
まあ、原作がそうなのだから文句が言えないが、やはり、三国志という種類のものはロープレには向かないと思う。
でも発売したらやりたくなるに違いない。それが歴史ゲーマーのさがである。
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